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お仏壇のお手入れ
 ご本尊やご先祖様を大切にする気持ちで、お仏壇はいつも綺麗に保つよう心がけたいものです。普段は毛ハタキを使ってほこりを落とす程度で構いませんが、お彼岸やお盆など年に数回はお仏具を外に出し、お仏壇内部のほこりも取り除きます。

漆塗り部分のお手入れ
 普段はほこりを払う程度で結構ですが、長年使っていると、どうしても「ろうそく」や「線香」の油煙の幕ができます。べとつく感じがある時や艶がなくなってきたと感じるときは、お湯に浸した脱脂綿を固く絞り、丁寧に汚れをふき取った後、乾いた布でから拭きをしてください。本漆で仕上げてあれるお仏壇ならこれだけで本来の艶が蘇ります。
 仕上げにはシリコンを含ませたクロスで軽く磨くといいでしょう。それ以外のワックスや化学雑巾等の使用はお薦めしません。

金箔や蒔絵部分のお手入れ
 毛ハタキを使ってほこりを落とすだけにし、決して雑巾や布で拭いてはいけません。いくら厚めの金箔を使用していても、ぬれた雑巾等で拭けば簡単に金箔ははがれ落ちてしまいます。また、お仏壇が新しい内は、金箔部分を素手で触れると、表面に油分が残り後で変色してしまうので注意が必要です。
 金箔部分は、本金箔を使用してあれば、数十年たっても黄金色(こがねいろ)を保ちます。なにもしないで黒ずんでくるものは、純度の低い金箔(中金、並金等)が使用してある可能性があります。

唐木仏壇のお手入れ
 漆や金箔が使用されていませんのでお手入れは比較的楽にできますが、雑巾等で乱暴に拭くのではなく、柔らかい布で丁寧に汚れを拭き取ってください。汚れがひどい場合は、漆塗り部分同様、お湯に浸し固く絞った脱脂綿でふき取った後、から拭きをします。仕上げにシリコンを含ませたクロスで軽く磨くと艶がでます。

木製仏具のお手入れ
 「卓」や「りん台」などの木製仏具は、不用意にお手入れをすると金箔部分などを痛めてしまいますので、ほこりを払うだけにしておく方が無難です。どうしてもお掃除をしたい場合は、上記の漆塗り部分、金箔部分のお手入れ方法に従ってください。

金属仏具のお手入れ
 真鍮製の仏具は、金属磨きで磨いた後に乾いた布でから拭きします。手軽な真鍮仏具用の洗浄液もあります。
 色付けされた仏具の場合は、から拭きだけにし、金属磨きを使ってはいけません。汚れがひどい場合は、少し温めてから拭くか、一度お湯で洗うといいでしょう。

金メッキされたお仏具について
 「灯籠」や「瓔珞」など金メッキされた仏具はのお手入れは、ほこりを払うだけです。金メッキを施した具足等は、柔らかい布でから拭きします。
 磨きものの手間が省けることから真鍮製のお仏具に金メッキを希望されることがありますが、永く使っていると色がくすみ、もう一度金メッキを施す以外綺麗にする方法がないことから、当店ではお勧めしておりません。

扉の開け閉めについて
 扉の開け閉めは、底の部分に手のひらを添えて行います。障子にはつまみが付いていますが、これは最初に引き出す時だけに使い、少し開いたら底の部分に手を添えて開きます。
 雨戸(外扉)や障子をいつ開け閉めするかに決まりはありませんが、日中は風通しを良くするために両方を開け、夜間は障子のみを閉めることが多いようです。
 お仏壇の購入時に、雨戸に黄色い布がかけてあることがありますが、つけたままにしておくと湿気を呼び、ほこりもたまりやすくなります。すぐにはずしてしまいましょう。

引出しの開け閉めについて
 取っ手の部分に指を入れ、本体側を傷つけないように、少し浮かせるようにして引き出します。金箔部分や蒔絵部分には直接手を触れないように注意して下さい。

ろうそくについて
 洋ろうそくには動物性の脂肪が含まれていますので、油煙でお仏壇が汚れやすくなります。できるだけ和ろうそくを使うようにしてください。特に「はぜ」でできた和ろうそくは、煙も少なく、炎もきれいで長持ちします。
 ろうそくを消した後の煙にはススが多く含まれますので、芯つまみでろうそくの芯をつまんで消すことをお薦めします。

 その他、お仏壇・お仏具のお手入れについてご質問があれば、もりやま堂までお気軽にお問い合わせください。


もりやま堂 〒524-0022 滋賀県守山市守山6-9-41 Tel 077-582-2717 Fax 077-583-2717